FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

4

バックで駐車して在るため発進もしやすい。条件が揃った。
俺は辺りをもう一度見渡して人影が居ない事を確認して車に乗り込む。シートベルトなんかしないで急いでギアをドライブに入れる。アクセルを踏み込んで目の前の道路に飛び出した。
減速する事なく俺は車を走らせた。とにかく今はこの場を離れる事が最優先だ。俺は頭の中の地図を引っ張り出すと、隣接県までの最短ルートを確認する。そしてそこに向かう為に交差点を右折した。

ひたすら隣接県に向かって車を走らせる。ある程度コンビニから離れた所でカーラジオを入れた。途中パトカーとすれ違った時は心臓が止まるかと思う位緊張した。
カーラジオからは軽快な音楽が流れている。俺はバックミラーの位置を調節しようと手を伸ばした時に、後部座席にある物が在ることに気が付いた。
人だ。それも子供。年齢は小学校高学年位だろう。顔立ちから男の子だということが分かった。車の持ち主の子供だろうか?だとしたら非常にまずい。
不幸中の幸いで、少年はスヤスヤと寝息をたてていた。とりあえず車を路肩に停め、ハザードランプを点滅させる。カーラジオも切り余計な音を消した。俺は腕を組んで考えた。
顔はまだ視られていない。車は惜しいが此処で乗り捨てるのが無難な判断だろう。
俺は車を乗り捨てる決断をし、最後にお金がないかダッシュボードをあさった。今日の俺はついているのか、なんと三万円も手に入れる事ができた。
俺がお金をポケットに詰め込んで外に出ようとした時、最悪の展開になった。目覚めた少年と目が合ってしまったのだ。
時が止まった様にお互いに固まってしまう。俺が何か言い訳をしようとした時、少年が先に口を開いた。

「ごめんなさい!」

俺が想像していたどの言葉とも違っていた。そして再び車内が沈黙に包まれる。

呆気にとられている俺と、目に涙を浮かべる少年。俺と、少年の旅はここから始まった。


「easy come easy go」/
スポンサーサイト

comment

管理者にだけメッセージを送る

初コメントゲットです♪

なかなか続きが気になるお話ですね♪楽しみに待ってます♪
もし良かったらこちらにリンク貼っていいですか?
いつでもすぐ遊びに行けるようにしたいので。

もし不快に思われたならお詫びします。よろしくです☆
プロフィール

キイト

Author:キイト
名前 キイト(由来は特に無いです

性別 男性

年齢 二十歳以下です

これでもある球技で全国でてます。ちなみに主将。
唯一の自慢できることでした。

好きな物はバイクやゲーム。
最近ちょっとオタクに近づいてたりします。萌えー

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。