スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

5

暫く、と言っても実際は一瞬の間だったろうが、俺と少年は黙ってお互いの目を見つめていた。
俺はてっきり追求されるものだと思っていたところに、いきなり謝罪の言葉である。状況が把握出来ないまま言い淀んでいると、ある不安が頭をよぎった。
俺は顔を思い切り見られている。目覚めた瞬間に逃げ出せば良かったかもしれないが、時既に遅し、の状況だった。
顔を会わしてから既に数分は経っている。いくら子供とはいえ、完全に顔を覚えられただろう。このまま逃げても捕まるのは目に見えていた。
「殺害」という考えも浮かんだが、直ぐに打ち消した。幾らなんでも人を殺めるのは出来ないし、そんな勇気もない。

―誤魔化すしかない

かなり苦しいが、相手は所詮は子供。それしか方法は無かった。上手く誤魔化せば乗り切れるかも知れないと淡い希望を抱きつつ、頭の中で文を組み立てる。

「あの…」

思案している最中、口を最初に開いたのは意外にも少年だった。不意の出来事に再び俺の思考はフリーズする。

「あの人の、お友達ですか…?」

どうやら俺をこの車の持ち主の友達だと思っているようだ。願ってもない事態に俺は何度も頷いた。

more...

プロフィール

キイト

Author:キイト
名前 キイト(由来は特に無いです

性別 男性

年齢 二十歳以下です

これでもある球技で全国でてます。ちなみに主将。
唯一の自慢できることでした。

好きな物はバイクやゲーム。
最近ちょっとオタクに近づいてたりします。萌えー

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。